本沢海空(ミク・門脇麦)、21歳。青森の実家で林檎の収穫を手伝って貯めた88万円を手に、刺激的な生活を求めて大都会東京にやって来た。「もう田舎者とは呼ばせない!」と意気がっているものの、口を開けば出てくるのは津軽弁ばかり。ある時テレビで、KUMI(道端ジェシカ)というトップモデル兼ヨガインストラクターの美しさに一目惚れし、KUMIのいるヨガスクールに通い始める。

KUMI(道端ジェシカ)、28歳。モデルとして雑誌の表紙を飾りながら、ヨガインストラクターとしても活動する慌ただしい日々を送っている。肌のメンテナンスを怠らず、見えないところのお洒落にも手抜かりのない努力家だ。最近はヨガウエアのプロデュースも始めてますます忙しいけれど、努力の末に手に入れた今の地位は、絶対に手放したくない。想いを寄せてくれる写真家の篤史(ディーン・フジオカ)が誘ってきてもどこか上の空。

KUMIに憧れる海空は、撮影場所や、行きつけの「BAR SO’ham」(バー・ソーハム)にまで顔を出すようになる。ストーカーのようにまとわりつく海空にペースを乱されてイライラするKUMI。だが、その屈託のなさは、大都会で一人隙を見せずに頑張ってきた彼女の心を少しずつ溶かしていく。KUMIの良き理解者である「SO’ham」のマスター梅之助(村上淳)と従業員の瞬(坂口健太郎)も海空を牽制しつつもそのペースに巻き込まれていく。

そんなある日、海空は街で出逢った時森(葉山奨之)にだまされ、全財産を盗まれてしまう。泣きじゃくる海空をKUMIはスタジオに招き入れ、ヨガを始める。KUMIに誘導され、心の落ち着きを取り戻した海空。「顔色がさっきと別人…ちゃんと呼吸した証拠だね」と言うKUMIに、「これが…ヨガ…。すごい。魔法みたい…」と海空は深い感銘を受ける。

一文無しになってしまった海空はKUMIの部屋に居候することになる。KUMI が出かけている間、散らかった部屋を片付け、花を飾り、夕食を用意する海空。帰宅して、食卓にごちそうが並べられた温かい光景に目を見張るKUMI。こうして、何の接点もなかった二人の奇妙な同居生活が始まった。

朝ヨガで目を覚まし、一緒にペディキュアやパックをする日々。KUMIの手ほどきでファッションセンスも身につき、アルバイトも採用になり、海空の生活はうまく回り始める。しかし、そんな海空とは反対にKUMIの人生は急降下。後輩モデルのRISA(石田ニコル)にメインモデルの座を奪われ、篤史にも見放され、ついにはストレスから倒れてしまう…。